イーアルカンフーのキックの音「パポー」あたった音「ボッ」

復活した日記と旧来の日記の詰め合わせです。旧タイトル「夢はネジコンをねじ切ること」「部屋とYシャツと私と俺とお前と大五郎」 現在毎日更新チャレンジ中。

中国の蜂蜜を採る人のドキュメンタリーについて

録画してたのを見ました。

 

www2.nhk.or.jp

こんなやつでした。

 

自然豊かな中国山奥で蜂蜜を採る噺家と思ったらそりゃもう全然違う話で。

 

南部の養蜂家が北部で幻の蜜を取りにいくというストーリー。

主役の中年の養蜂家がもラック→列車→トラックと乗り継いで借金してまで北を目指すのだが出てくる人間がそろいもそろってアレというか大陸的というか。

まず最初にチャーターしたトラックの運転手が夜で契約が切れたという理由でどっかのガソリンスタンドの廃墟(他人の土地)に蜂と養蜂家を下ろして帰ってしまう。

養蜂家は仕方なくそこで蜂を放し始めるが数日たつとガススタの持ち主がガソリンスタンド再開するので写真を撮るから出てけと言いに来る(これはもっともだわな)

養蜂家は「何の権利があって俺を追い出すんだ。本当に写真を撮らなきゃならないのか」などと怒鳴り散らすがそのまま追い出される。そして「旅先の土地ではよそ者に冷たい」とかいいだす。

しょうがないので列車に蜂を積み込むも列車が何の前触れもなく一日遅れる。

夜に突如一日遅れで出発した列車だが養蜂家と蜂を積んだ貨車を突然次の駅で切り離す。

理由は「急に列車の行き先が変わった」から。

翌日別な列車に連結されてやっと出発するも数日かけて目的地そばの適当なところで切り離されて放置。理由は「みんなここら辺で切り離してる」から。

養蜂家は人を75元で雇って「お前らキリキリ働け!」みたいに怒鳴り散らしてトラックへ蜂を積みかえるも仕事が終わったあと「荷物が思ってたより重かったから75元では割が合わない100元よこせ」と詰められ90元で手を打つ。

以上が前半。

後半もまだまだ盛りだくさんだが書ききれない。

オチも秀逸。ドキュメンタリーだからオチとかではないのだけれども。

そして登場人物ほぼ悪人。すばらしい。

 

何の下調べもせずに噂だけで何千キロも蜂を連れて旅をしてしまう養蜂家もさすが大陸だ。

あまり映画を見ない俺だけど、これはいい映画を一本見た気分でした。主人公クソ野郎だけど。

 

上記の番組紹介サイトを検索したときに超大手動画サイトに上がってるのを見つけてしまったのでものすごい暇がお勧め。