先日ですが衝撃のニュースが飛び込んでまいりました。
ホッカイドウ競馬(道営競馬)5月頭に予定されているスーパーフレッシュチャレンジ競争という高額賞金の新馬戦が1100m戦で予定されているとのこと。
現在は門別競馬場で単独開催されているホッカイドウ競馬ですが、昨年までは門別競馬場の距離設定は1000mと1200mしか存在しておらず1100m戦というのは無かったはず。
http://www.hokkaidokeiba.net/hkj/bangumi/2020_2saigai.pdf
(なお、フレッシュChのうち18クラが新コース「1,100m」で行われる予定。こちらは若馬のゲート事故対策と聞いています。1,200mは内枠が特にスタートしづらいようで…)
— がんばれ!ホッカイドウ競馬 (@dokeiba) 2020年3月24日
どうやら1200m戦ではスタート直後に内側に2コーナーがある地点を通過する際、馬が埒(らち)が無いため内側に突っ込んでしまう事故が何件があったようでその対策とのことだそうです。
そのためレースになれてない新馬戦限定で2コーナー付近を通過しない1100m戦を行うとのことのようで。
すでに地方競馬のコース図にも1100m戦のスタート地点が記載されておりました。
ちなみにですが、今回門別に1100mできる前の1100mというと、札幌競馬場でホッカイドウ競馬が開催されていた頃に超トリッキーな1100m戦を行っておりました。
旭川にも岩見沢にも1100戦というのは無かったため門別で1100m戦が行われると26年ぶりの復活ということになるようです。
札幌競馬場の現在のコースは
コース紹介:札幌競馬場 JRA こちらより引用
こんな感じで至って平穏な距離設定です。
道営の1100m戦があったころは現在の中央競馬では使っていない内側のダートの引込み線を使っての1100m戦でした。(ダ2400mのスタートのときにちょっとだけ使ってた気もしますが)
主な施設:札幌競馬場 JRA こちらより引用、加筆
こんな感じのコース形態。
今となってはなかなか考えづらいコース形態ですが、当時は12頭立てとかでレースをやってたはずなのでなかなかだなと。
道営札幌開催も最後のほうは1100mを使わずに1000mと1700mがメインで、たまに中央では無い距離設定の1600mを行ってたかと。
この1100mコースでの現在の最後のレースは1994年10月12日7Rサラ系D級 で千島英之騎手がカミノグランプリで勝っているのが最後。
千島騎手とか渋すぎる。
1994年10月12日は1100m戦が4つ行われていて、勝った騎手が「千島 英之」「安田 歩」「渋谷 裕喜」「星野 純一」というかつての道営好きにはたまらん取り合わせになってるのが注目だ。
逃げの歩ちゃん!!ですよ。たまに今でも門別競馬場で普通にうろうろしてるのを見かけますが。
この二日前の10月10日にはブリーダーズゴールドカップが2400mで行われて安田富男鞍上のカリブソングが勝利、2着に道営馬のササノコバンが肉薄した好レースも行われました(馬券取った)
ちなみに札幌には900mという距離設定もあって最後の開催は1994年9月27日サラ系新馬戦、勝利騎手は現在も現役の宮崎光行騎手でした。
1994年はこの札幌開催が終わった後は帯広競馬場に移動して11月まで競馬を行ってシーズンオフに入ったわけです。
1994年を最後に売り上げが300億円を割り込んで開催規模を縮小して言ったホッカイドウ競馬ですが、昨シーズンは1994年以来の300億円達成というのも何かの縁。
このときのブリーダーズゴールドカップみたいな長距離馬の交流戦が見てみたいなと思ったり思わなかったりです。
門別内回り使えば2500mくらいは取れそうなんですが。