子供のころちょうどゲームセンターあらしがコロコロに連載されておりまして。
インベーダーゲームブームはさすがに知りませんが、その後の登場したゲーム、特にトランキライザーガンとかドラキュラハンターとか地元においてないゲームをやってみてーなーとか思いながら炎のコマなんかを練習しておりました。
で、そのあらしの最新作ともいえる本が発売されたということで購入しました。
こんにちはPython。
その昔、PC6001時代に「こんにちはマイコン」「こんにちはマイコン2」というあらしのキャラを使ったプログラム学習漫画があってその続編(?)のような感じかと。
作者の菅谷先生はモータースポーツ系でも有名なのでネット黎明期というかインターネット以前はニフティサーブのfmoterでお見かけいたしました。
灼熱の走路というインディカー小説でも俺の中では非常におなじみ。
で、こんにちはPython。
こんにちはマイコンの続編ということなので、おそらくこんにちはPythonの読み方は「パ」と「イ」にイントネーションが来る通常の読み方ではなく、「マイコン」の読み方と同一な平坦な発音で「パイソン」と熱く語ってみましたが、すべての人に「へー」といわれました。
だめか。この読み方の語りはだめか。
内容的にはコマンドの説明とかぶっ飛ばして「とりあえず言われたとおりに打ち込んでみろ。そうすれば動くから」という往年の方式をとっており、長文プログラムを打ち込んでから後で考えて手を加えていった懐かしい感じがします。ベーマガとかI/Oとかのいいから打て的なやつ。
階層化とかもわかりやすいし、お子様読むには非常によさそう。初歩の初歩しか書いてないですが、後はネットで調べろというのが今の世の中できるので取っ掛かりで十分なのでは無いかなと。
ブロック崩し的なスカッシュゲームなるものを作って本は終了ですが、乱数を使ったじゃんけんゲームからいきなり飛躍するので結構びっくりしそうですけども、黙って打てば黙って動くので、本を凝視しながらコマンドがまったく頭に入ってこないまま打ち込むあの感じが味わえるのでは無いかと。
昔のI/OみたいなPeekとかPokeの乱れ打ちみたいなことは無いですけども。
ちなみにこんにちはシリーズではあらしは必殺技を使わないので安心。
「ここは真空ハリケーン撃ちを使って気合で」みたいな記述は無い。
あらしの母も作中一瞬出てくるがノーブラボイン撃ちを使ってくれるわけではない。
ちなみにあらしだけじゃなく一平太も炎のコマくらいは使えたはずなのがあの世界観の怖いところだ。
そんなわけで、プログラム打つかどうかはともかく、面白いは面白いです。後半ほぼ文章だけどな。