函館本線の長万部-函館間の廃止か?とのお話がニュースに出てまして。
以下引用
このうち道南の長万部から函館までの180キロあまりの区間についてNHKが沿線の7自治体にアンケート調査を行ったところ、七飯町と長万部町は「廃止も検討」と回答しました。
その理由として七飯町の中宮安一町長は「バスのほうが住民のニーズを反映した場所に停留所を設置でき利便性が高い交通手段となるため」と回答しています。
また、長万部町の木幡正志町長は「長万部と八雲間は新幹線で結ばれるほか、町内の在来線の駅の乗車人数は1日あたり10人以下であること」などと回答しています。
並行在来線については4年後をめどに協議会が存続か廃止か結論を出す方針です。
以上引用
そりゃまあ長万部なんか新幹線の駅できますし七飯もほぼ直近に駅があるからどーでもいいっちゃどうでもいいんでしょうけどもさ。両方の間の森とかは断固反対だろうし、なかなか一筋縄にはいかなさそうですけども。
といいますか、だいたい旅客廃止したとしても貨物の大動脈なので何をどーやっても線路自体廃止はできない事情があるわけで。
それとも津軽海峡線みたいに3本目のレール引くならわかりますが、貨物の追い抜き施設も待機所も作ってないので現状ではどうやっても無理。
長万部まで津軽海峡線みたいに新幹線と線路共用するのならまだしも、別に線路残してるのなら旅客廃止する意味あんのかなとは思わなくはないですが。特に森-函館間とかは。
ただどう考えても3セク縛りがネックになってるのは明らかで。
あの辺りの鉄道での景色は最高の区間ではあるんですが、流石に3セクで定期運行して黒字出せってのはちょっと無理っぽいのはわかります。人いないし。わかりますけどもさー。
バスは割とスナック感覚で廃止されるし、「バスでいいじゃん」みたいなのって運行する会社があっての話なんですけどね。今ですらJR並行路線まともにバス路線なんてないんだから、今後どっか運用に乗り出すともなかなか考えづらい。
運行するバス会社があっても運転手の給料死ぬほど安かったりするので成りていないのが現状ではないかと。
少し前にバスの運転手の求人見てみましたが田舎だと10万そこそこが相場。10万で生活するのは無理ですわ。いくら田舎でも。
ちなみに軽くWikiで調べたところ最長の貨物線は津軽海峡線の中小国-木古内間の87.8キロ。次が鶴見-小田原間の東海道貨物線で47.2キロだそうです。
もし長万部まで貨物線化されたら110キロを超える超大路線になりそうでそれはそれで燃える感はあるんですが、地元に住んでる人のことと考えるとねえ。
老人あぶねーから免許取り上げろと言ってる割に公共交通機関廃止しまくりってのがいまいちなんかもにょります。どーすれと。
そんなわけで、まあどうにかなりますわな、きっと。
参考資料