千葉競輪ことPIST6はじめた会社の社長さんのインタビュー記事がのってまして。
基本競輪の車券買ったりはしないんですが、PIST6は新ジャンルのものだしオリンピックだの世界選手権だののケイリン競技に興味があるんで注目してるんですよ。機会があったら購入したいとも思ってますし。
スポーツベッティングって言い換えたところで、ねえ。
この記事の中で責任者の社長さんが「ギャンブル場の客はろくでもねーので家族連れがくる施設にしたい」ということを言ってるわけで。
ギャンブル場にいるろくでもない人間の一人としては「オメーの会社は今まで誰に食わせもらってんだ」とは思わなくないですが、まあ選手に罵声を浴びせるさまを家族連れに見せることができるかというと、おっしゃってることはわからない話ではない。
競輪場は静かなんで響きますしね。あと競輪は選手のやらかしが目立つので、強い選手がやらかして惨敗したりすると罵声浴びせたくなる気持ちもわからなくはないですが。それは家族連れに取ってテンションだだ下がりになるようなものなのは理解できます。
ただ問題は想定している平和な自転車競技にさほど興味がない綺麗な家庭で育った家族連れが一人最低2000円(しかも通しで見るなら4000円)の金払って自転車のトラック競技を見るかというところで。
賭けてもいない人にとってはただ単に自転車走ってるだけだぜ。しかも30分ごとに1回、2分程度の競争が淡々と続くだけ。それを家族で見に行きますかね。2000円分の楽しさを提供できるのかなあ。
家族4人だとして2000円*4の8000円あったら家族4人でドライブしてから一人1000円くらいの飯食って帰ってこれるのでは。野球だって外野席なら8000円あれば家族4人いけんじゃないでしょうかね。
これと勝負できる楽しさをあの競技場で提供できるのかと。
バブル期に外側さえ作れば客は勝手に来るだろとか思って色んなとこがテーマパーク作って潰れまくったのを見た身としてはこのよくわからん根拠なき自信に心配になったりしますが。
自転車レースでお金取るだけの競技を見せるとするなら、前にネットで見たロッテルダムとかアムステルダムの6日間レースみたいにひっきりなしにレースやってお客さん飽きさせないようにしたりしてほしいなと。
今のレースの開催ペースだと生観戦するお客さんからすると野球で1人バッターと対戦したあと30分休憩して次のバッターで1回裏表やって2000円みたいなもんじゃないかと。
車券売るプロレースと売らないけど全日本系の強化につながるアマレースをミックスしたりして、お客さんを飽きさせないようにする努力とかやらないと速攻で飽きますぜ。
そんなに人集めるの難しいなら、現地で見てるお客さんのことを優先して1レースの間隔を10分くらいにして飽きさせないようにするとか。
とにかくなんかやって飽きさせないようにしないと満足度は低いと思いますが。
あとこっそりですが、社長が「迷惑施設である競輪場」とか、本文とさほど関係ない「祖父が病院の院長」とかなんか若干イラッとする発言が含まれてる気もしますが、多分気のせいかと。
なんかお客さんを見下してる感じだからクワクワ言ったり演出がかっこいいと思っちゃったり、ダンスとかしちゃったりしんだろうなとか思ってしまったのもきっとオレの心が淀んでるから。
選手リスペクトしろとか言ってんだから古くからいるお客さんもリスペクトするべきではとは思いますがそれはオレの心が死んでいるから。
スポーツとして自転車競技強くするなら競輪場作らなくてもskyみたいな最強チーム作ってそっちに120億投資したほうが強くなるんじゃないだろうか、なんかいいこと言ってますがホントは違うこと思ってますよねとか考えてしまったのも一時の気の迷い。
(当時の最強だったskyですら50億くらいの年間予算だったそうなので)
ところで競技の方のストリートで流行っているピストバイクで興味を持ったんですか。なるほど。