某氏から道内の炭酸泉についてなんぞ知らんかとの話があったので面白いので調べてみた。
人工炭酸泉はキリがないので省く。
道内で炭酸泉(含二酸化炭酸水素塩泉)として登録?されているのは五味温泉、愛別(協和温泉)の2箇所。温泉全体の中で0.6%しか無いと言われる炭酸泉だから仕方ない。
どちらも冷鉱泉。
愛別は季節限定で難易度が高く行ったことがないけど、五味温泉はかつて行ってみたことがある。
ものすごい森の中にあって自然は満載だが炭酸分はあまり感じられない。
炭酸泉自体が冷鉱泉なことが多く、温泉にするために加熱することによって炭酸が抜けてしまうということが原因。
アーカイブ入りしてるのだが、炭酸泉に詳しいサイトで全国TOP3の炭酸泉を紹介しているがいずれも炭酸が消えかかっている様子が記載されている。
これ以外は野良炭酸泉というか、炭酸含んでいる普通の温泉という種別になるのか。
源泉温度が高いために測定される炭酸は多くないけど、お湯をそのまま使うので皮膚感覚では入った感じはこっちのほうが強力。
入ったことのある温泉の中で一番強烈だったのがシララの湯。
ホテルん。
以前は「民宿北斗」という硬派な釣り客&海水浴客向けなハードボイルドなお宿だったんですが、経営者さんが変わったようで猫っぽくなってるのはなかなか。
ここの炭酸はすごい。スプライト並みに炭酸が出てる。
定休日や入浴時間がかなり絞られるなど結構条件厳しいのが残念だが、個人経営のところなので仕方がない。ただここはやばい。
あとはかなり離れているが上ノ国町の湯ノ岱温泉にある国民温泉保養センター。
国民とは大きく出たな。
ここもなんだかわからんけどボコボコガスが出ているし、特にそれを気にしていない感のある浴室がたまらん。
あとカルシウムが床に溜まって大変なことになっているので必見。二股ラジウム温泉並みの析出物がある。
ただ遠いの。上ノ国は遠いの。
そして、ガスの出方では上の2つよりは弱いものの露天風呂があったりして入ってて楽しいのが黄金温泉。
内湯だと時々「ボゴッ!」っという音とともに大量の二酸化炭素が放出される。
シュワシュワではないが少し風呂に入ってると全身が泡まみれになるくらいは炭酸が入ってるので安心だ。
露天も色々な浴槽があってのんびり過ごせる。
そしておっさんが個性的。
フロンティアフラヌイ温泉
以前は炭酸の強烈な30度前後のセミ水風呂が有名だったのだが、東日本大震災後くらいから炭酸が弱くなった模様。今は殆ど感じられない。
以前のアレを知ってる身とすると寂しいが、それでもあの絶妙の温度の温泉水風呂は最高だ。
他にも豊平峡温泉みたいな微妙に泡がつく温泉もあるし、千走川温泉みたいに直近に炭酸水が湧き出してるとこもあるし、二股らぢうむみたいな炭酸泉がホースから出ているところもあるのだがそれを調べだすとキリがないし。
あと二股らぢうむはマニア向け過ぎるというか人を選びすぎて。
俺はあの常に猛り狂った女将さんは厳しいかなあ。パン屋のエグヴィヴと並ぶ道内二大巨頭。
いずれにしろ希少な温泉なので随時探していきたいが、希少すぎてなかなかないんだよな。青森あたりが炭酸泉が結構あるらしいので行ってみたいのだが。
参考