イーアルカンフーのキックの音「パポー」あたった音「ボッ」

復活した日記と旧来の日記の詰め合わせです。旧タイトル「夢はネジコンをねじ切ること」「部屋とYシャツと私と俺とお前と大五郎」 現在毎日更新チャレンジ中。

地元温泉施設のサウナにあった罠について

先日地元の温泉施設に行きまして。

ここ数年、なんか混んでそうなんで行ってなかった施設に久々に訪問いたしました。

 

その施設はいろいろな事情によって温泉なのにくっそ安い割には施設がいいんで予想通り平日の昼から結構な賑わいでした。

おっさんの俺が最年少程度のに思えるくらいにじーさんばっかりでしたが。

 

で、昨今のサウナブームの影響下、サウナも激混みだろうなと思ってサウナ室覗いてみたんですが広いサウナ室がガラガラ。

浴室には40人くらい人がいたんですが、サウナ内は最下段に梅宮辰夫の空気を抜いて地元土建業者にしたみたいな仕上がった感じの人が2人ほど座ってるだけ。

 

おー、このご時世に珍しいなあと思って入ってみたところ、罠が。

 

ドアを開けると広さは12畳程度で入って左手、ちょうど壁の真ん中あたりにサウナストーブとテレビ。その対面に扇型のひな壇みたいな椅子が3段あるタイプ。定員はびっちり入って20人くらいかなと。

 

そんなサウナですが、椅子がメッシュのプラスチックみたいな素材でできており、経費節約のためかサウナマットが引かれていない。

ほー、珍しいタイプの椅子だなと思って何故か誰もいない最上段に座ってみると尻が熱い。燃える。なんというか灼熱。

多分数分すると尻に美味しそうな網目の焦げ跡が付く感じ。

 

壁を見ると

「サウナマットを引いていないので各自タオルを引くか売店で販売しているマットをお持ちください」とのこと。

売店に買いに行けとかここで言われましても。全裸だし。

 

しょうがないのでタオルを尻にひく。尻の端っことか太ももの裏っかわとかが微妙に灼熱プラスチックに触れるたびにトムとジェリー張りに声を上げそうになるのを我慢しつつタオルの位置調整をし、素肌に椅子が触れぬように腰掛けると座れることは座れる。

ただ、今度は足を置く下段も同様に熱くてマットがないので今度は足の裏が熱い。真夏の砂浜どころの騒ぎじゃない。焼き土下座に近い感触だ。

 

しょうがないのでタオルを敷いている尻を支点にして両足を上げて足をつけない状態にしてやじろべいのようにバランスをとるようにして耐える。

足を閉じたままではバランスが悪いので肩幅程度まで足を広げ15センチ程度足を上げてきつくない体勢に持ち込む。

これでなんとか皮膚に触れる直接的な暑さはなくなった。

 

が、ワイドショー的なテレビを見つつ妙な格好をしながらよくよく考えると「全裸で股間を隠さずに足を開き気味にして足を上げているおっさん」という格好のヤバさに気づく。そう、それに気づいてしまった。

完全なる変態行為。

俺はお上を恐れぬとんでもないことをしているのでは、としか思えなくなってきて3分ほどで退散した。

 

どうやら最下段にしか人がいなかったのは最下段だけ足が熱くないような素材を使っていたからのようだ。

 

平日の昼間、地元で何もない現実な中にぽっかり待ち受ける変態行為という罠。

俺は恐ろしいものに出会った気がした。