超どうでもいい話です。
自分の趣味というか癖(へき)なんですが、カレーライス食ったときに皿をきれいにしたいという欲望がありまして。
ご飯粒もそうですが、カレールーもさらについてない状態にしたいというかなんというか。なんかこう、ぴかぴかでもないですが。きれいな感じに。来た時よりも美しく的な。
それと食後の口直し的な意味もあってコメを少し残してさらについたルーをきれいにしながら食べるのが好きなんですよ。
ごはんwithうっすらカレー味みたいな感じで。
で、札幌の駅前にコロンボという老舗のカレー屋さんがありまして。
カウンターのみの狭い店ですがサラリーマンの昼食のオアシスみたいな店で。
食後にアイスがついてくるのでおなじみのルーカレー屋さん。
以前はコロンボが入っている国際ビルの店の並びに「とりあえず安くてとりあえず腹いっぱいに炭水化物が食える」ので有名な「やきそば屋」という店があって。
学生時分とかはやきそば屋目当てで国際ビルによく行ってたんですが、何かの事情でやきそば屋がやってなかったときにふらっと入ったコロンボの魅力に取りつかれまして。
金がないときはやきそば屋。若干懐に余裕があるときはコロンボのローテーションで。
就職してからは駅のそばで働いてた時には月何度かコロンボへ行くといったフォーメーションで動いていました。
で、ここはカレー食っててご飯に対してルーが少なくなったなと思われるタイミングで店のお姉さんがたが「ルー足しましょうか?」といって結構な量のカレールーを足してくれるのが有名なんすよ。
富良野のカレー店みたいに心を殺して「るーるーるー」みたいな恥ずかしいこと言わなくても足してくれるのでありがたいといえばありがたいんですが。
ただ、冒頭に書いた「コメを少し残してご飯の味を味わう派」の人間には強敵で。
計算上、うまいこと言った思っているとカレールーの継ぎ足しのお知らせが来るわけで。
普通に「カレールー足しますか」「いりません」といえばいいんですけど、店員さんが少し悲しい目をするんですよ。
今のお姉さんもそうですけど、先代のおばあちゃんとかがまだ現役だったときはルー追加を断るとおばあちゃんの目に若干絶望の影がよぎるのがわかるんですよ。この俺には。
という妄言を会社でしたところ俺のこの珍妙な発言に賛同していただいた3名ほどいまして。
なので、こう、カレールーを継ぎ足されない程度にうまく食えれば勝ち。店員さんに見つかってしまってカレールーを継ぎ足されると負け。
という競技行っておりました。
数年間地味に戦いを繰り広げてたんですが、結果はやや負け越し。
うまく煮込みハンバーグなどの具材を使ってご飯があるフェイクをするテクニックを身に着けたのと、Aライス(ごはん少な目)にするともともとのルーが多めになるので敵の目を欺けるとのテクも導入していい勝負ができておりました。
会社が移転したり時間帯が移ったりして今はなかなかコロンボに行けないのですが、たまにあのひりつく勝負をしたいと思わなくもないんですが。
ただたまにのぞくと鬼のようにコロンボ混んでるんですよね。
15時とかに時間ずらしていっても莫大な量並んでたり外人観光客いたりして。いったいどうしたという感じもしないでもないです。