一応今のうちにということで留萌本線の残存区間、深川ー石狩沼田間を乗ってまいりました。
留萌本線は前に増毛まで運転している時代に何度か乗ったことはあるんですが、石狩沼田どまりになってからは初。
といっても深川ー北一已ー秩父別ー(北秩父別)ー石狩沼田の4駅、北秩父別はほぼ列車が止まらないので実質3駅の短い旅です。
深川12時過ぎ発の留萌行きの列車は乗客10名程度。
だいぶ残り少なくなったキハ54の単行。地元の利用半分、その筋のマニア半分程度。
一日一本しかない旭川発の留萌行きなので深川で降りずに留萌まで行く人もちらほらいらっしゃる。
平野の稲作&畑作地帯を淡々と西へ向かい難読駅名の北一已。
一已という地名の北側に駅があるから北一已だそうで。
そのまま同じような風景を延々と運行し秩父別。数名下車。これまた同じような平野部を運行し石狩沼田。
かつて留萌や増毛まで運転してた頃はここから峠越えが始まったんですが、今は峠より前に路線は終了。
石狩沼田駅の窓口ではなんかグッズが売ってましたが、そんなに惹かれる感はなかったのでそのまま10分後の折り返しに乗って帰還。帰りも折り返すその筋のマニアと地元民のご年配&学生が半々くらいでそこそこ席が埋まっていた感じではありました。
車でよく行くので目新しさとかはないんですが、地元利用の状況は結構あーそんな感じかという。
石狩沼田ー留萌間がまだ走ってた頃は沼田より先はほぼ空気輸送感あったんですが、この辺りはまだ人が乗ってる生きてる路線ですわなという感じ。
秩父別も沼田も(北一已駅付近も)別段無人地帯ではないので、それなりに人が乗ってそれなりに降りている。
ただここら辺の人は農家さんが多くて基本車持っているのでまー普通の人は乗るかというと、という。
俺の親戚や大学時代の友人が秩父別にいるので聞いてみても超年寄りの親戚は「深川の病院行くのに乗る」、友人は「高校生までしか乗らない」だそうで。
こればっかりは時代の流れですし、あんな畑の真ん中に線路跡があるなら廃線になったら速攻で線路を撤去して田んぼにしてしまいそうな予感がするので跡をたどるのもなかなか大変になりそうなので。
乗れるうちにぜひ。