幼少期から美術(と書道と英語。高校卒業時には全教科)の成績が壊滅的に悪くて自分に美的センスがないんですよ。まったく。
いとこ親戚連中が芸大だの音大だの出てるのがけっこういるのになんで俺は、とか恨んだことは別段一度もないんですが。
センスないもんはしょうがない。あきらめるしか。
で、絵が描けないなら写真なら!とか思ったんですが。
やってみたら写真も絵的センスが必須というかないと話にならんということがよくわかりまして。
あとフィルム時代だったので現像にめったやたら金がかかって。解像度よくするためにいいフィルムとか買うとやべえ値段するし、それ現像するとやべえし。気合い入れてリバーサルなんか使って失敗して全滅したりとかしたりしたこともあるし。
センスねーしカメラとかムリ。とおもってあきらめて。
もはや望遠コンデジとかスマホでスナップ写真を撮って喜んでいる今日この頃です。
最近昔のデジカメが人気とのことで。なんかいい写真が撮れるとのこと。
新機種で昔のデジカメというか、フィルムシミュレーションしたカメラが出る始末。
すげー思うんですけど、きれいな画像でとってそれをフィルタかなんかで加工して出力するのじゃダメなんすかね。
撮影したデータ自体をカメラ側で加工して出力してしまうのって、要は元の綺麗なデータが残ってないわけじゃないすか。
記録映像的なデータが残ってなくて加工後のデータだけ残ってるのって後で見返すときに困んないんですかね。わからんですけど。
もちろん偶然にできた面白い写真とかもあるとは思うんですが、世の中にはRAWもあるしさー。元画像さえあればあとからやりたい放題だろこんなのとか思うんですけども。
まあ売れてるんだからしょうがない。
というのも、20歳過ぎのうちの近いのか遠いのかわからん親戚とたまたま写真の話になって「子供のころから自分で写真撮ってる」というのでちょっと見たら、見る限り顔が映ったすべての写真におそらくスマホで撮った写真で全部目がでかくなる加工が入ってたんですよ。サムネで見る限りは。
で、普通の写真ねーのみたいなの聞いたら「これが普通の写真」とのことを言われまして。
先日、有名人のお子さんがモデルデビュー的な水着を公開みたいな記事が載ってたんですが、これもがっつり顔に加工が入ってて。「脚がきれい」とか書いてあるんですが、足とか以前に顔が加工入りすぎててだれだかわからんという感じでした。巣の写真見たら美人でかわいいんだからエフェクトかけんでもとか思いましたが、こういう写真のほうがもはや世間的には普通になってるんでしょうね。
もうこういうのって、顔にエフェクトかかっちゃってんなら写しいんじゃなくてもだれでもいいんじゃねえのかとか一瞬思いました。思い出アノニマス状態。
たぶん死んだら遺影とかでも目がでかいと思うんすよね。普通の写真がこれなんだから。
一生懸命生の空気感を取り込もうとカメラ周りにたけえ金払って頑張ってたのに、今はカメラは立派なのに荒くしたりもはや誰だかわからん虚像を求めているとか。
なんかうまく言えないがすげー。
とか書いてから思ったのはそういえば自分が一生懸命フィルムの画質求めている時期に見た雑誌の写真部の受賞作とか「荒い粒子の白黒で半分陰になった爺さん」撮ったりとか、荒い粒子で撮った荷物運んでるばあちゃんとかそんな解像度と無縁の、古臭い写真だったなあとか思ったりしました。
そうか。写真は古臭くすりゃかっこよく見えるんだ。
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