イーアルカンフーのキックの音「パポー」あたった音「ボッ」

復活した日記と旧来の日記の詰め合わせです。旧タイトル「夢はネジコンをねじ切ること」「部屋とYシャツと私と俺とお前と大五郎」 現在毎日更新チャレンジ中。

ばんえい

メインの伝統の高重量戦ばんえい記念は5頭立て。
だが結構難解。
一番人気は昨年の覇者、今年も前半戦は重賞を総なめにしたスーパーペガサス。昨年はこのレース、2着につけた差は1分。ばんえい史上最強馬の声も上がるほどの圧勝劇だが、ここ3戦はハンデ差も有り敗退。
そのとき勝ったのが打倒ペガサスの筆頭、絶好調のミサキスーパー。
昨年のこの時期は一介の条件馬だったが、今年度重賞2勝。
しかもペガサス相手に勝っている。
ただ、1000Kgのばんえい記念は初挑戦。
戦法も早めに障害あがって粘りきるパターンと障害あがりきれなかった場合はずぶずぶに負ける可能性があるので厳しい。
あと、3着続きも1000Kgにめっぽう自信があり、ライバルのペガサスに一矢報いたいシンエイキンカイ。
昨年2着でばんえい記念一本に照準を絞ってきたヒカルセンプー。
高重量は苦手だが昨年の帯広記念を脅威の末足(ほんとにすごかった)で差しきったクシロキンショウ
以上の5頭。さびしいけど味のあるメンバーで行われた。
馬場は湿った雪の影響で超軽馬場の水分量6.9%。
砂の上に水が浮いている状態だった。
これだけ軽いとソリの滑りもよく、2障害まで各馬すんなり。
さすがに障害も一腰とは行かないが、それほど休まずに早い仕掛けでチャレンジ。
真っ先に抜けたのはミサキスーパー。
その数秒後に王者のペガサスが障害を上りきりミサキスーパーに襲い掛かる。その後を越えたのはシンエイキンカイ。
シンエイキンカイの足色は鈍るが、ペガサスは経験が違うのか猛然と進んでゆく。
一歩一歩、逃げるミサキスーパーを捉えゴール前できっちりの差しきり。2着は粘ったミサキ。3着シンエイキンカイ。4着ヒカルセンプー。
そのころまだクシロキンショウは障害を上りきれない。
観客がレースを終わった騎手が、いっせいに大口騎手の操るクシロを応援する。
数え切れないくらいのチャレンジ、長い格闘の末障害を上りきり、観客が拍手。
ゴールの後もう一度大きな拍手。
いいレースでした。
願わくば、来年も現地で見れますように。
そして、もうちょっと馬場が乾いていますように。
この馬場でグレートジャイナーがいたらどうなっていただろう。
ちなみに自分の馬券はスーパーペガサス−シンエイキンカイの一点馬券でした。今年も一着三着・・・。
一度でいいからばんえい記念で儲けてみたい。