内緒にしてたんですけど鉄道が好きなんです。
今は写真で大暴れする人達がいる影響で割と肩身が狭いので内緒。散々日記に書いてますけども。
鉄道は乗るのも好きなんですけども、気楽に見られる場所から廃線になった鉄道の跡を眺めながら「あー乗ってみたかったなあ」とか思うのも好きなわけで。
で、鉄道だけじゃなくて温泉に入るのも好きなんですよ。
温泉入りに登別に行くんですが、そこに廃止された鉄道があるんですわ。
俺が生まれるはるか前ですが「登別温泉軌道」という登別駅から登別温泉までを結んでいた鉄道があったという話が。
で、痕跡無いかなとか思ってネット上を見てたんです。温泉に行く途中のファミマが途中駅にあった茶屋の跡地でその当時から商店をやってるとか聞いてまじすかと感動したりしまして。
登別温泉(登別温泉株式会社)はかつては登別パラダイスという旅館やいまはさぎり湯なんかをやってるのぼり温泉の湯元の会社。
そこの創業者が栗林さんという実業家。
ちょうど登別温泉軌道の跡地に「ユートピア牧場」という競走馬の生産牧場があってそこのオーナーさんも栗林さん。栗林商船やそのグループで室蘭をはじめあちこちで知られる大会社のオーナーさん。
で、栗林さん&ユートピア牧場で有名なのは最近ウマ娘で盛り上がっていたライスシャワー。
淀で名を上げ淀に散った悲運のステイヤー。
その勝負服は「青,茶襷,赤袖」。
どっかで聞いたことあるなと思って調べたら戦前のこれも悲運の名牝「クリフジ」。勝負服が「青,赤襷,茶袖」。
襷と袖の柄が逆。
クリフジのオーナーもクリがついているように同じ栗林さん。ご一族。
勝負服がよく似てるけど微妙に違うパターンはニシノの西山さんや社台系吉田さんで見られるパターンで。
この同じよく似た勝負服パターンとして有名なのが同じレースに何度も出てたけど微妙に違っていたメジロライアンとメジロマックイーン。
強い頃のメジロの名馬。あの白と緑の勝負服はかっこいいなと思ってましたよ。でも二党で微妙に違う。
メジロライアンは馬主がメジロ牧場で「白,緑一本輪,袖緑縦縞」
メジロマックイーンは馬主がメジロ商事で「白,緑一本輪,緑袖」
袖の柄が違ってる。
そして、それよりも前の時代。
メジロ牧場の創設者は北野豊吉さん。
マックイーンなんかの時代にはオーナーとしておばあちゃん(北野ミヤさん)を見かけることが多かったんですが、その旦那さんでメジロ牧場を作りメジロアサマからの血統をつなぎ3200mの天皇賞に執念を燃やした馬づくりをしたといわれる人。
マックイーンやライアンの時代には亡くなっていたいましたが、昔は当然馬主としての馬を持っていたわけで。勝負服はメジロ牧場やメジロ商事と微妙に違う「白、緑帯、緑袖」という柄。
北野豊吉は「緑帯」
勝負服の「帯」とは一本輪とほぼ同じなんだけど太さが太くて若干位置が下にあるとのこと。マックイーンの祖父のメジロアサマの時代とかよく見ると言われてみれば確かに・・・くらい違う。
現在「帯」(と山形帯)は登録できないらしいので、貴重。
写真を見るとどっちかというとメジロタイヨウの方が帯っぽいが、輪とどう違うのかと言われると微妙。
たしかにこれは廃止になるのもわかる気がする。
わかりやすく近年まで帯の勝負服使ってた馬主さんの馬で調べたところ、メジャーどころといえばヤングエブロス(梶原重雄さん 青,桃帯,黄袖)だそうで。
ライデンリーダーとかダンスパートナー出てたオークスで逃げてた馬。
たしかに今は見られない位置にピンクの柄が。
乗っているのは若き頃の角田晃一騎手(現調教師)ですな。おそらく。
貴重。
さらにちなみに、山形帯を使った有名な馬だと1977年のオークス馬リニアクイン(桶谷辰造さん 青,黄山形帯)が有名とのことで。
どこらへんが山形帯か写真じゃイマイチわからんですが、動画のほうがわかりやすいかも。
鉄道趣味が発端で色々検索してたところ思わぬところにたどり着いたというお話でした。
オチはないです。