寒冷地仕様車についての記事を見かけましたが、はたして本当かという疑問。
こちらの本文中にある
以下引用
「私は長野から引っ越したので、当初クルマは寒冷地仕様ではありませんでした。夏場は問題ないのですが、冬場は想像を遥かに超える寒さと雪に見舞われます。
そもそも積雪や凍結ではクルマを発進できず、やっと発進しても吹雪で前が見えず、しまいにはエアコンを使いすぎてバッテリーが上がるといった経験をしました。
その後、クルマを買い替えて寒冷地仕様車にしたところ、冬場に苦労することが減りました。大げさな装備でなく、いまでも凍結や積雪はありますが、あるのとないのでは全然違うと思います」
以上引用
この部分。
自分が今乗ってる車は以前長野の方が所有していてこっちに運んできて俺が乗っている。もちろん非寒冷地仕様車。-30度ツアーとかでも普通に乗れるし、何ならバッテリーは標準仕様より小さいの積んでる。
ミラーヒーターなんかはついてないけど別段普通に乗れますといった感じ。
非寒冷地仕様車であるために「積雪や凍結で発進が出来ない」というのはどういう事態だろうかということを検討してみたい。
寒冷地仕様だからエンジンや駆動系が変わるということはないのでバッテリーか。
もしかするとルマンに出るようなLMP1Hクラスのようにピットから出る際はバッテリー駆動じゃなきゃならないみたいなレギュレーションがあってバッテリーが寒さで弱くなって出れないみたいなことがあるかもしれない。
北海道でLMP1Hが走れるサーキットなんぞ十勝くらいしかないが、インタビューされた人が十勝のオーナーでトヨタTS050かポルシェ919あたりに乗ってるなら上記の話もわかる。
TS050に寒冷地仕様車は間違いなくないだろうから寒冷地仕様の普通の車に変えたら発進するようになったとかなら十分わかる。個人でTS050持てるような人が冬道でTS050乗ろうとする意味は全く分からんが。
あと吹雪で前が見えないときに寒冷地仕様なら見える装備ってなんだ。
何らかのビームか。見えないものが見えるビームか。
昔ボルボの何かとかホンダのレジェンドとかに物理的に見える赤外線カメラがついてたきがするけど、そういうやつか。ヘラジカ除けの。
寒冷地仕様とは関係ないけども。
そしてエアコンを使いすぎてバッテリーが上がるというやつ。
エンジンかけないでエアコン使ってたのか。しかもインバーター式のエアコン。20プリウス以降のハイブリッドはインバーターエアコン積んでたとは思うが、ならエンジンかけろと。エンジンかければ何でも動く。
「マフラーが埋もれたらエンジンかけると危険」というやつは寒冷地仕様だろうがなかろうが危険なので除雪すれ。車置くのなんて家の前なんだからまず除雪すれ。
あとプリウスは4WDできた40はまだしもそれ以前のプリウスはスタックしやすくて冬道素人さんにはお勧めない。
もしかすると前に見た室外機付けたジムニーのように以前は室外機付けた車に乗っていたのかもしれない。
なら新しい車買えば解決するわな。
そんなわけで、寒冷地仕様車を買う前に長野から移住した人は
「室外機を積んだビームの出ないTS050に乗った除雪が嫌いな人」
ではないかということが分かりました。
すごいですね。