イーアルカンフーのキックの音「パポー」あたった音「ボッ」

復活した日記と旧来の日記の詰め合わせです。旧タイトル「夢はネジコンをねじ切ること」「部屋とYシャツと私と俺とお前と大五郎」 現在毎日更新チャレンジ中。

新入浴施設とサウナ王と革命について

結構前に地元にオープンした温浴施設にこないだ初めて行ったんですよ。

平日の午前中に。

えらい入り口が分かりづらい施設で大丈夫かなとか思ったのですが、中は新しいだけあってキレイだし空いて足しで非常に良かったんですけども。

 

平日の昼間の温浴施設といえばいるんですよ。

各所に一人完全に常連でなんだかわからないけど最上段でサウナを牛耳っている牢名主のようなサウナ王が。

近所の温泉系の温浴施設ではサウナから出たあとムチのようにしたタオルで全身をペチペチやってから水風呂に入る通称打楽器王などが有名。まあ俺の中で有名なだけだが。

世田谷自然食品の野菜ユースのあの女子っぽく言うと「私史上一番!」ですか。あの女性、メレンゲ作ろうとして電動の泡立て器の設定失敗して全身卵白まみれにならないかな。

 

それはおいておくんですが、新しい温浴施設でもやはりいました。サウナ王。

 

全裸にタオルを「江戸を斬る」の松坂慶子演じる紫ずきん的に顔に巻いた人が。

最近サウナハットやタオルなどで威嚇するタイプの王が多いが、ここもやはり武具をまとっているタイプ。年の頃で俺より多少年上。なんかそれっぽいいい感じの王でした。

 

しかもお客さんは俺と王のマンツーマンですよ。

 

これは楽しいことになってきたぞと普段あまり入らないサウナに突入してみたところ、以外にもサウナはかなり小さくベンチ型。しかもこのご時世でMAX2名。

畳を横に2枚並べたくらいの部屋で一長辺の角が入り口、奥に多少の出っ張りがあってストーブが有り、ストーブの対面がロングシートのベンチ状になっていてカドカドに人が座るような感じの作り。一番奥が多少足を縮めるもストーブ真向かいの熱々の特等席。入り口そばのほうが下座と言った感じ。

おれが入城したところ、奥の方のストームのすぐ目の前にサウナ王が紫ずきん状態で世間を睥睨している状態。俺がこそっと入って入口側のベンチの隅っこの方で小さくなって座る。

BGMなしの無音サウナ。さすが新入りのチェックをしているのか王はこちらを伺ってている用に感じる。で、数分間の沈黙の間。

緊張の時間がしばらく過ぎたあと、王は何かを決意したようにスクッと立ち上がりこちらに向かってきまして。

「すいません、前失礼します」と言って水風呂前のシャワーを浴びに出ていかれました。

王はストーブのまえという結構狭い空間に押し込められていたうえにちょうど出ようと思ったタイミングに俺が入ったっぽくクソ熱いところに押し込められる格好になって出たかったようだ。

ここにサウナ革命が起こり王の時代から民主主義に変わったのであった。

 

まあただそれだけなんですけどね。

 

なんかタイミングが悪くて先客のおっさんには申し訳ないことをしました。

なんかストーブの前だけ妙に熱いタイプのサウナのようで。

そして俺もサウナ得意ではないのでものの5分ですぐ出ましたが。かえすがえすも申し訳ない。

ちなみにサウナの温度は92度。