みかんが好きだ。
みかんは至高。
冬になれば淡々と箱単位でみかんを食って淡々と掌が黄色くなって医者に肝臓が悪い疑惑を覚えられるくらいみかんは好きだ。
みかんは「大きくて皮が柔らかいほうが食べやすい上に甘い」派と「小粒みかんの方が味が濃い」派に分かれていて結構お互いの主張が強かったりしてますが。
昔は大粒のLL玉的なやつが高かった気がするんですが、最近は小粒の方が値段高かったりすることも多いようで。
オフィシャルも含め、小粒みかんの方が甘いということが書いてあるわけですが、甘いだけがみかんではないのではないかと。
甘いみかんが食いたいなら清美タンゴールみたいな鬼のように甘いみかんというかオレンジがあるわけですけども、未完の魅力は甘さだけではないかと思うわけですよ。
糖度が正義ではない。
剥きやすくて手が汚れないというのも重要な要素かと。
小粒みかんは剥きづらいのもあるし、剥くと手が油だらけになるし、白いのもいっぱいついてるし、うまく剥けずに身が欠けてキーってなることもある。
あれは結構な心理的ダメージになると思うんですよ。
とくに身が欠けるやつ。
数粒欠けるだけなんですが心理的ダメージが。俺の、俺のみかんが欠けただと?的な。
ただおいしい味の濃いSSみかんとかに当たると至福な気持ちになるのはわかる。とてもわかる。
大きいのは気楽にスナック感覚で剥けてバンバン食えるわけで。
スッカスカの外れ率も高いけど、何せ手軽。
ノールックみかんとか楽勝。
あと酸味が少ないみかんに当たる率は大粒みかんの方が高い。
小粒の中に混じる「異様に酸っぱいみかん」とかの出現率が極小。
安定の味を求める大粒派の意見もよくわかる。
どちらの意見も分かるわけですよ。
まあ俺はみかんが大量に食えれば何でもいいんですが。
みかんよこせー。