イーアルカンフーのキックの音「パポー」あたった音「ボッ」

復活した日記と旧来の日記の詰め合わせです。旧タイトル「夢はネジコンをねじ切ること」「部屋とYシャツと私と俺とお前と大五郎」 現在毎日更新チャレンジ中。

駄パンについて

パン美味しいです。

パンは分け隔てなく基本的においしい。パンに貴賎なし。

80円くらいで売ってる普通の食パン。いわゆる駄菓子的な気楽に買える意味での駄パン。あれも美味しくないですか。

カリカリに焦げ気味に焼いて、どうでもいいマーガリンを多量に塗って溶けた状態にして、どうでもいいジャムとかやっすいハチミツ状の何かを塗って食べるとジャンクな味がしてとても美味いす。

 ジャンクな物が好きじゃない人は知らん。

 

高級食パン流行ってますが、「耳まで美味しい」や「何もつけなくても甘い」等々のコメントを見かけます。というか、テレビのインタビューで笑顔で語ってるお中元にゼリーくれそうな親戚のおばちゃんっぽい人を見かけます。

耳がまずいという風潮はどうだろう。

サンドイッチじゃあるまいし、もはや耳はついてる前提でパンを語ろうではないか。(えらそう)

駄パンも耳うまい。むしろ耳うまい。まずければ耳は無いはずだ。南部せんべいだって耳うまいだろ。ミミガーもうまい。そういうことなのだ、パンも。

 

何もつけなくても甘いはたしかに甘いんだろう。ただ、パンは甘ければえらいという要素は無い。

甘ければえらいなら鬼のように砂糖がついたあんドーナツは天界の食べ物でありでありカレーパンは冥界の食べ物だ。そんなことは無いのだから、甘さはパンの優劣にはあたらない。

 

 何より駄パンは買い置きと迫り来る賞味期限の恐怖を教えてくれる。

食べなきゃならない、でもパンだけじゃさびしいし前の日の残り物もあるし、でもパンが。気温高めだしやばそうかも。でも焼けば。

そんな気持ちにさせてくれる食べ物があるだろうか。たぶん他にもある。

しかし、このわくわく感を手軽に味わえるのは気楽に買える値段の駄パンがナンバーワンだ。

万一賞味期限が過ぎて緑色の悪魔がパンの表面にやってきても諦めがつく。

 

各スーパーで扱ってるが、どこもだいたい1ブランドのみが100円切りで売っており併売されないためスーパーを回る楽しみを与えてくれる。

5枚切り6枚切りで派閥抗争を繰り広げてもいい。

パンの封をするアレ(バッグクロージャーというらしい)を収集してもいい。

特売と見せかけて別段普段の値段だったというフェイクも楽しめる。

 

そんな駄パンはすばらしくないか。

駄パンに幸あれ!!