サファリラリーと言うか正確にはラリーケニアが開催されておりまして。
勝田選手がサバイバルレースで生き残って2位という玄人好みのレースを展開。
久々のWRC上位クラスでの表彰台獲得という燃える展開でございました。
サファリラリーといえばセガラリーの1面もモチーフでもおなじみではありますが、かつては異色のイベントでフライングメカニックと言われるヘリに部品載せてバンバン飛ばしてるわ、エアクリーナーが屋根の上についてて半分以上水に浸かりながら走行してたりとか、クローズドコースじゃないので対向車とかバスに激突してリタイアとか、レッキに半年かかるとか色々伝説があったほぼラリーレイドみたいだったラリーでして。
19年ぶりに復活して普通のWRCラリーのフォーマットにはなったものの、初日にロバンペラが流砂みたいなとこにスタックして脱出できずにリタイアとかなかなかのsafariぶりでした。
すばらしい。
以前は栄光への5000キロという石原裕次郎氏主演の映画が作られたりとか、テインでおなじみ藤本選手(TTEのトヨタワークスセリカ!)が勝ってたり、シノケンさんでおなじみ篠塚建次郎選手がランエボで連続表彰台獲得したりして日本人にもおなじみのラリーだったりしてたわけですけども。
あと個人的にサファリラリーといえばダイハツワークスのシャレード。DCCSカラーのマシンが上位を脅かす様を数週間遅れのレーシングオンで楽しみに読んでおりました。
そんな中、久々に開催されたサファリラリーで近年のハイペースなラリーになれきった選手が車を壊して早々のリタイアが多発する中、勝田(孫)こと勝田選手が車を壊さずに走りきっての2位。素晴らしい。
車を最後まで持たすのはラリーの基本中の基本。しかもサービスの制限がある現代のラリーなのに路面荒れ荒れという今回のようなラリーではピッタリハマっての上位フィニッシュ。
素晴らしいです。
中嶋悟じゃないすけども、納豆走法的に上位に来るのは萌えますわな。
80年代ルマンやF1でモタスポ情操教育を受けてきた人間としては「生き残ってなんぼ」というのがありますので。
レギュレーション変更初年度の今年のル・マンもこっそりサバイバル化しないかと期待しております。