世界耐久選手権、WECの新シーズン開幕。第1戦スパフランコルシャン。
FIA World Endurance Championship
今年は一番速い車のクラスのレギュレーションが大きく変わって長年ご愛顧いただいていたLMP1という車両から「ハイパーカー」という車両に入れ替えを行った。
そのためまともに開発してきたメーカーがトヨタ1チーム2台。
もう一つ去年のLMP1マシンを大幅にいじってハイパーカーに仕立て上げたアルピーヌ1台。
最上位クラスはこの3台のみという寂しい台数。
グリッケンハウスというアメリカのメーカーが出る予定だったけどキャンセル。
なんかいろいろ言ってるけど放送中に由良さんが「開発遅れてて走れる状態にないだけですよ、いろいろ言ってるけど。じゃないと普通開幕戦出ますもん」と一刀両断してました。まあ間違いなくそうでしょうけども。
ただ今後の予定ではプジョーやフェラーリのワークス参戦が予定されているほか、デイトナプロトと統合が予定されているのでポルシェやアウディの参戦も予定されている様子。燃える。
そんなレースはこんな感じで。
今年もコースオフをきっかけにマイナートラブルが7号車に集中して8号車が何とか買った感じ。7号車が不幸を一身に背負う体質は今年もか。
ただアルピーヌが案外速い。というか全然速い。耐久レースっぽくコース上の直接対決はなくてもピットやタイム差でのキリキリとしたトップ争いが戻ってきた感じ。
車も熟成されているのでルマンでも面白いかも。
そしてP2勢もほぼハイパーカー勢と同等といっていいほど早い。序盤はアルピーヌがP2に前を抑えられてこれが原因で負けた感もなくはない。
燃料の容量の差があるもののもしかするとルマンの序盤はハイパーカー勢抑えてトップ走る展開もあり得そうだし、ニューカーのトラブルが頻発するようならルマンでトップを狙う展開になっても不思議ではないのでは。
あとGTですよ。
GTプロが台数が減って実質ワークスがポルシェとフェラーリと今回はコルベットの5台。寂しいが相変わらず延々と接近戦を繰り広げる熱いクラス。フォードがGTで参戦してすぐやめたりしてIMSAでは廃止目前とのことだが玄人受けというか単純に面白いので、コルベットがルマンに物量投入して盛り上げてくんねーかなと。
GTアマは相変わらず。ドライバーの実力差がいろいろあって荒れるので単純に最終結果がどうなるかを眺めるクラスということで。アストンマーティンかっこいいですわな。
というわけで今年は8月末の開催のルマン。
変則日程ですが楽しみにしつつ。